風景と物語

ガーデンとランドスケープデザインの修行中

眼科代わりに眼鏡屋へゆく 【前編】

イギリスの眼鏡屋さんで視力検査を受けてきました。

 

ロックダウンになり、遠くの景色を見る時間が減り、部屋の壁ばかり見ているからなのか、はたまた薄暗い時間の方が長くて太陽を目にしないからなのか、冬はドライアイがひどくなります。

加えて最近は、白い壁とか、晴れた空とか目にするとまぶしく感じるので、軽くネットで症状検索すると「若くても緑内障が~~~!」とか「すぐに検査しないと失明の危機が~~!」とか恐ろしいくも素人判断ではよく分からない記事ばかり目についてしまいます。

心配するくらいならと、時間があるうちに検査に行くことにしました。

例年であれば、年末年始に日本に帰国して、かかりつけの眼科に行って目薬を処方してもらえるのですが、今年は帰れなかったので目薬の在庫も尽きてきたころです。

 

と、言うわけで今回はイギリスの眼鏡屋見物記です!

 

一度目の眼鏡屋の記憶

私がイギリスの眼鏡屋に視力検査を受けに行くのはこれで2度目になります。

 1度目は最終学年の時、卒論デザインの制作が佳境に入り、根詰めて制作していたらパソコンばかり見すぎていて目が痛くなった時。

学校の先生からの勧めで、まずはかかりつけ医  (※イギリスでは専門医に行く前にまずGPと呼ばれるかかりつけ医の元へかかるのが普通) の元へ目が痛いことを相談しに行ったところ「何も異常は見受けられないし、眼鏡屋で視力検査でも受けておいで」と放り出されたのです。

まあ、かかりつけ医の先生は一般的な症状は分かるけど専門的な部位となるとよくわからないことが多いのでこの対応も当然ですけどね。

それを知っていれば最初から眼鏡屋に行ったのに…!

体調が悪くないのにGPの予約を取ろうとすると「緊急患者じゃないなら一週間後のこの日しか空いてないよ~」とか言って断られるので、予約が結構めんどうくさいのです。

 

イギリスでは、Bootsとかvision expressとか、大手の眼鏡屋であれば大体どこでも視力検査を受けられます。

日本でいえば眼鏡市場とかJINSのような大手眼鏡屋さんに視力検査に行く感じです。

ただ、今まで日本でもあまり眼鏡屋に用がなかった私は、どの眼鏡屋がいいとか手掛かりがないので、知り合いにお勧めの店を聞いたら、本人が視力検査に行っているSpecsaversという大手の眼鏡屋に行くことにしました。

視力検査を受けて、頭痛など症状も相談したら、どうやら遠視気味なことが分かり、眼鏡も作ってもらいました。

 

イギリス眼鏡デビュー

イギリスもそれなりの眼鏡を作るとなるとそこそこのお値段がかかります。

Specsaversの店頭に並んでるメジャーな商品だと80~100ポンドくらい。

(その時のレートだったら日本円で1万円~1万5千円くらい)

安くはない、ですが当時はまだ課題製作が残っており、パソコンを使わないといけなかったので、背に腹は代えられず、眼鏡を作りました。

それまでも日本から持ってきたブルーライトカットの眼鏡をかけていたので、できたらブルーライトカットが入ったレンズが欲しいとおもったのですが、まったく同機能のレンズは、Speckseversでは取り扱っていないようでした。

オンラインで調べたら、メーカーによってはブルーライトカットレンズを取り扱っているところもあるようです。

ただ、私の買った眼鏡も、光の反射を抑える加工がしてあるレンズではあるので、まぶしさは抑えてくれます。

私視力にはそこそこ自身がある方で、それまで度入りの眼鏡を作ったことがなく、これが人生初の度入り眼鏡デビューだったのです。

海外で人生初の度付き眼鏡デビュー!」と言い方を変えればかっこいいかもしれない。

 

眼鏡のフレームを選ぶ際に感じたことですが、イギリスのフレームは日本製より重めの傾向です。ごついと言えばいいのでしょうか。

私は店でもなるべく軽いフレームを選びました。

イギリスの服も日本より重量がある気がします。

もしかすると、体格が日本人より大きめの人が多いので、彼ら彼女らにとっては重くないのかもしれないですね。

 

今まで度付き眼鏡を作ったことがないので、イギリス製の眼鏡が日本製よりいいのか、はたまた造りが悪いのかさっぱりでした。

日本でもその後度入りの眼鏡をつくってみましたが、性能差としてはそこまで違いが感じられないので、たぶん眼鏡のレンズの質はいいものだと思われます。

ちなみにその後、日本で新しく作った眼鏡は、間違えて椅子に落としてその上に座ってしまい破壊してしまったので、今はずっとイギリスで作った眼鏡を愛用しています(笑)

眼鏡屋に相談したら一応日本製の眼鏡も直してくれようとしたのですが、フレームが壊れていて修理できないので壊れたままです…。

他社製なのに直してくれようとしてくれたのは親切かも。

 

ちなみにイギリスでは、視力検査を受けると、検査結果をまとめた紙きれをくれるので、その結果だけを他の眼鏡屋さんに持っていけば、別の店でも度入りの眼鏡を作ってくれます。

オンラインで注文する場合などは、検査結果を打ち込めば眼鏡を作ってもらえます。

 

 

後半へ続く

一度目の眼鏡屋さんの記憶でした。

思ったより話が長くなってしまったので、後半へ続きます。

2度目の眼鏡屋ではいよいよ幼馴染と再会(?)です。

 

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