日本に一時帰国し、自己隔離が終了してから一月ほど経ちました。
帰国後14日間は毎日、居場所確認や体調確認のメールや連絡に答える日々を過ごしたのですが、取り逃したら嫌なので、スマホをずっと気にしていると地味に大変だったり…。
その間もコロナウイルスの症状が特に現れることもなく、自己隔離自体は無事に終了しました。
海外から来たオリンピック関係者の自己隔離の様子をネットの記事で読むと、一般の人に比べると宿泊施設での隔離中も外に出られたりしているみたいで、扱いの違いに驚きます。
水際対策事態は必要だとは思うのですが、制限される行動の範囲がオリンピック関係者か否かでこうも異なると、同じ時期に日本に訪れた身としてはなんだか複雑な気分です。
歯医者参りの日々
自己隔離が終わり、自由に出かけられるようになった後は、日本でしかできない用事を済ませたり(そのために帰国したので)、せっかくだからとかかりつけの歯医者に行ったり、日本の自動車免許を更新したり、その間に歯医者に行ったり(治療を始めたら何度も通わなくてはならなくなってしまった)、ロックダウンですっかり鈍ってしまった身体を少しでも鍛えるべく運動したりして過ごしています。
日本も日本でコロナの陽性者数がまた増えてきたので、久しぶりに友人と大勢で集まることもできず、今の所、歯医者の先生と一番多く会っています。
私は幼い頃から歯にまつわるトラブルが多い方で、一年に一度くらいは何かが起きて歯医者に通っています。
イギリスで暮らしている間にも詰め物が何度か取れたことがあり、そういう時は応急処置をしてもらい、日本に一時帰国した時に詰め直したことも何度かありました。
イギリスの歯医者事情は、まあ……「悪くはない」のですが、私がかかりつけているNHSの歯医者は、毎回担当の先生が入れ替わっていて、そのたびに前回までのあらすじを説明しないといけないのが大変です。
プライベートの歯医者の方が同じ先生に継続して診療してもらえて、サービスもいいらしいのですが、そうするとNHSの保険対象外で高額になってしまうので、利用したことはありません。
複雑な治療が必要な場合は、日本語が通じた方が意思疎通も楽ですし、些細な心配事もすぐに伝わるので、日本に帰ると必ず歯医者に通ってトラブルがないかチェックするようにしています。
医療関係の英語は、普段使わない専門用語だらけで、内容の半分くらいはよく分からないまま治療を受けたりしていて、治療を受けるのがギャンブルみたいな気分ですし、その点慣れ親しんだ日本語だと細かいところも聞きやすくて助かります。
今治療している部分はあと三回くらいは通院しないといけないらしく、もうしばらく歯医者通いの日々が続きそうです。
空の色
私はイギリスに行ってから空の観察をするのが結構好きになりました。
国によって空の色や雲の形もだいぶ違うものですね。
科学的なことを言えば、赤道直下と極点近くでは太陽からの角度が違うとか、山や地形で天候が変わるとかいろいろあるのでしょうけど、理屈抜きにしても「空って国によってこんなに違うのか!」とびっくりするくらい違う。
イギリスは高い山が少ない所為か、同じ雲が延々と水平線まで広がっていくことが多いのです。
あと雲の底部(地上部側?)がぺったり平たいことが多いというか。
雲ウォッチングはお金を払わず世界中どこでもできるので、どこか出かけた際は写真を撮って比較しても面白いかもしれません。
ロンドンより混んでいる日本
自己隔離が終わって「いざ、必需品買い出し、混雑は避けて気をつけよう」とマスクの紐を引き締めて出かけてみたら、近場の駅やスーパーでも人が多いこと多いこと。
そもそもイギリスの人口密度は日本より低いうえに、ロックダウンでさらに街に人気がなく、ここ一年、人混みのない暮らしに慣れてしまいました。
日本の普通の通勤を見るだけでも人が多すぎる感じがします。
しばらく人混み慣れするにも時間がかかりそうです。
実際、ロックダウン中のロンドンの観光地よりも、日本の普通の通勤時間の駅の方が混んでいる気がする。
イギリスも7月の今ではロックダウンがだいぶ緩和されたので以前より人が多いとは思いますが……。
イギリスに戻ったら戻ったで、私が離れた6月とは、様子が変わっていてギャップに驚くのかもしれません。