【日本一時帰国】羽田空港編 (6月10日時点)
一時帰国する必要があったので、6月9日にイギリスのヒースロー空港から出国し、日本時間6月10日日本の羽田空港に到着しました。
今回は【羽田空港到着→空港での手続き→隔離先のホテル到着編】をお届けします。
ヒースロー空港での【出発前準備→ロンドンのヒースロー空港手続き→搭乗編】は下記の記事をご覧ください。
※これはあくまで私が移動した6月9日時点(日本時間6月10日)での情報と体験です。あくまで参考程度にご覧ください。記憶している範囲で書きましたが、記憶が曖昧な部分があります。
毎日状況が変わるので、正確な情報は外務省、厚生労働省、各国の大使館、空港など公式の情報を確認してください。
1週間ほど前に帰国した人の記録と状況が違う点もいくつかあり、毎日状況が変化しているため、日々最新情報を確認することをお勧めします。
入国前に用意するもの
入国に必要な書類・アプリ
飛行機から降りると、入国まで以下の書類やアプリの提示を求められるので用意しておきます。
- パスポート
- 搭乗券
- 検査証明書 (事前に用意)
- 誓約書 (事前に用意 or 機内で配布)
- 質問票のQRコード (オンラインで回答して表示されるQRコードをスクショor印刷)
- 健康カード(機内で配布)
- 必要なアプリのインストールについての質問票(機内で配布)
- スマートフォンと必要なアプリのダウンロード(事前に用意 or 羽田空港入国時にDL)
- 携行品報告書(コロナとは関係ないが税関で提出するもの。機内で配布)
搭乗前に自分で用意するものと、機内で配布されるものがあります。
一番重要なのは検査証明書です。フォーマットから検査方法まで細かくルールが決まっていて、場合によっては入国を拒否されることもあるそうです。
それ以外の書類は、事前自宅などでプリントして用意するか、飛行機内で配られるものがほとんどです。
私はJALを利用しましたが【誓約書、健康カード、必要なアプリのインストールについての質問票、携行品報告書】は機内で配られました。
全ての書類は事前に飛行機内で記入しておいた方が当日スムーズに移動できます。
誓約書は一応自分でも印刷して持参していたのですが、JALで配られる用紙は4ページを両面印刷で1枚にまとめてくれていて、持ち運びしやすかったので、そちらを利用しました。
スマートフォンのアプリ
ダウンロードが必要なアプリと、スマホ内で設定しておく項目があります(6月10日時点)。
スマートフォンを所持していない場合は、レンタルしてアプリをダウンロードする必要があるとのこと。
Wi-Fi環境があるところで事前にダウンロードしておくと、空港でスムーズに移動できます。
また、一部のアプリはスマートフォンのOSが一定のバージョン以降でないと動作しません。
OSのアップデートは時間がかかるので事前にアップデートしておきましょう。
空港では、アプリの手順を説明した冊子が配布されるうえ、ダウンロードからセットアップまで補助してくれるスタッフがいるので、分からない方は日本の空港に当日着いてから設定できます。
スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用について|厚生労働省
必要な書類の一覧は厚生労働省のHPを参考にしてください。
個人的に用意してあると便利だったもの
- 書類を入れるクリアファイル
- 筆記道具
- 携帯のモバイルチャージャー
- 待機時間の飲食物
書類の種類と、出し入れする回数が多いのでひとまとめにできるファイルやジップにまとめておくのが便利です。
途中で検査番号などを呼ばれるときがあるのですが、透明なクリアファイルだと、番号の書かれた書類を取り出さずに読んだりできるので便利です。
また、機内と空港で、書類に書きこむ機会が何度かありました。
空港各デスクに置いてある筆記用具は消毒されておらず、使いまわされているように見えたので、気になる人は筆記用具を持参するといいかも。
航空券や質問票のQRコードをスマホに入れて表示させたり、メルアドのテストやアプリのDLしたり、待ち時間スマホを見てると結構バッテリーを消耗します。
携帯のバッテリーの寿命が短い人はモバイルバッテリーを持っているか、飛行機内で事前に最大まで充電しておくといいでしょう。
空港が混んでいる場合、コロナの検査を受けてから検査結果が出るまで数時間空港で待機します。時間帯によってはお腹が減るので、軽く食べられるお菓子やバーを持っていると気持ちが和らぎます。
私が待機した場所に自動販売機はありましたが、食べ物を入手できる場所は見当たらなかったので、持参した方が無難だと思います。
※ただし検査用の検体をとる前は飲食禁止なので、食べるタイミングに注意
入国時に便利な恰好
羽田空港の場合、とにかく歩き、定期的に書類提示を求められます。
歩きやすい格好だと移動が楽です。
私は最終的に、片手に書類をまとめたクリアファイル、片手にその検問で提示する書類/スマホの二刀流スタイルで歩き回っていたことが多かったので、なるべく両手は空けられる格好のほうがスムーズかもしれません。
私はリュックサックと肩掛けポーチだったので両手が開いていましたが、お土産や手提げのかばんを持っている人は書類の出し入れが少し大変そうに見えました。
日本についてから入国まで
ここまでは事前準備、ここからが本番です。
※かなり多くのチェックポイントがあり、そのたびに色々な書類を提示しないといけなかったので、一部記憶が曖昧な部分があります。
実際は次に必要な書類や物事を事前にアナウンスしてくれるので迷うことはないと思います。
あくまで「当日こんな流れだ~」というイメトレ程度にご覧ください。
羽田空港着陸
飛行機が着陸しても許可が下りるまで機内の席で待機しています。
この先、混んでいない限り怒涛の書類チェックラッシュがやってきますので書類を取り出しやすい場所に用意しておきましょう。
なお、便宜上、書類の確認や何かの作業で一時停止する場所を「第○○関門」とここでは書かせていただきます。
道中案内の係員さんが「次は○○の書類が必要になります」と案内してくれるので迷うことはないと思います。
第一関門
飛行機を降りてすぐに列に並びます。
指定されている国からの入国者は、緑色のタグを腕に着けられます。
私はイギリスからの入国者なので緑色のタグをもらいました。(タグについて詳しく説明がないのですが、おそらくは政府指定ホテルで数日間隔離する国の人がつけるっぽい?)
これは日本に出国してホテル行きのバスに乗るまでずっと装着したままになります。
トイレがあるので列に並ぶ前に使用することもできます。
チェックする書類
- 誓約書
- 健康カード
- 必要なアプリのインストールについての質問票
ここでは書類が揃っているかだけ確認してくれます。
所々のエリアで、確認飛沫防止の仕切りがないデスクがあり、書類を確認してくれるスタッフの方の安全が少し心配です。
第二関門
チェックする書類
- パスポート
- 検査証明書
- 搭乗券
- 健康カード
ここで検査証明書は回収されます。
検査証明書のチェックが無事通ると一つ心の重荷が降りる。
第三関門
ここでは質問票に回答し、QRコードを用意してあるか確認されます。
それまでに質問票に回答していなかった場合はここで回答しますが、もう用意してある方はそのまま進みましょう。
第四関門
チェックする書類
- 誓約書
- 健康カード
- 必要なアプリのインストールについての質問票
要はすべての書類を見せます。
「必要なアプリのインストールについての質問票」はここで回収。少しずつ見せる書類が減っていきます。
まだまだ道のりは長い。
第五関門(検査)
ここで検査になります。
うろ覚えですが、健康カードを見せて、検体採取キットを受け取り、検体採取番号のバーコードが健康カードに貼られます。
そのあとはレモンの絵が貼られている細かく区切られたブースへ行き、唾液を採取します。
検体採取には両手を使うので、手荷物が多い人は荷物おいたり動いたり大変です。
隣では小さい子供連れの家族が居て、子供が検体を採取するのに苦労していました。
喉が渇いているとなかなか唾液が出ません。
到着便の時刻が混んでいると、この辺りから他の飛行機のお客さんが同じ流れに合流してきます。
検体を提出したら次の関門へ。結構な達成感を感じるかもしれないですが、これはまだ道のりの半分なのじゃ……。
第六関門
チェックする書類
- 誓約書
- スマホにアプリをダウンロードして設定したか確認
スマホのアプリの設定が分からない場合はここでスタッフが教えてくれます。
誓約書に記入したメールアドレスに、位置情報確認アプリ(OEL)起動に必要なパスワードが後日送られます。
誓約書に手書きしたメルアドに正しく受信されているか、メールの受診テストもここでします。
第七関門
チェックする書類
- パスポート
- QRコード
- 健康カード
QRコードはついにQRコードとして活躍し、スキャンされます。(それまでは所持しているか確認されるだけ)
誓約書に、緊急連絡用の電話番号記入欄があり、海外在住が長い人や、特別な事情で海外から派遣さている人は電話番号を持っていないケースが多いと思うのですが、その場合どういう対応だったのか不明です。
空港を通ってからSIMカードを購入する方も多いので、電話番号がまだない方もいるはずです。
第八関門
この辺りまですでに結構な距離を歩きます。最高気温が20度くらいのイギリスの気候慣れしていると、この頃には日本の暑さで汗だくになっています。真夏はもっと大変かも。
チェックする書類
- パスポート
- 搭乗券
- 誓約書
- 健康カード
誓約書はここで回収されます。
ここで「ホテルは禁煙ルームになっていますけど平気ですか?」と一応確認されます。
この関門が終わると、待合スペースに通され、検査結果を待つことになります。
検査結果待ち
待合スペースは出発ゲートの142~143番のあたりです。飛行機の乗り継ぎを待っている感じでした。
検査結果が出るには時間がかかるので、ここで座って一息つけます。
自販機とトイレもここでスタッフに声をかけると、利用できるところまで連れて行ってくれます。
待機中のアナウンスによると、ホテルで両替はできないので、コインランドリーをホテルで使用する予定があるけど小銭がない人は、ここの自販機で小銭に割ってもいいかも。
私が滞在したホテルには両替機があったので、小銭を作らなくても結果的に平気でしたが、他のホテルは両替してくれるか不明です。
私は、飛行機がついたのが14時25分頃、この待合エリアまでたどり着いたのが15時44分頃でした。
この後どれくらい結果待ちするかは、同じ時間帯についた飛行機便の混雑次第だそうです。
スタッフの人曰く、私の日はちょうど同じ2時台に複数の飛行機が到着したため、いつもより検査結果に時間がかかっているとか。一番長い日は最長6時間ほど待っていたそうです。
この間に空腹を感じてきたのでお菓子を食べてました。
最終的に、私の検査結果が出たのは18時10分頃で、2時間ほど待ちました。
検査結果は、iPadを持ったスタッフが健康カードに貼られた番号を呼んでいくスタイルです。呼ばれたらスタッフのところまで行くと、次の関門へ案内してくれます。
第九関門
ここで検査結果を教えてくれ、結果を記録したシールが健康カードに貼られます。
無事陰性でした。
ヒースロー空港でも搭乗前に検査し、その際も陰性だったのですが、検査結果を聞くときはいつも少しだけ緊張しますね。
第九.二関門(隣の机)でパスポートと健康カードを見せて、今度はピンクの紙をもらい、また別の待機エリアへ通されます。
このピンクの紙はこれから印籠のごとく多用します。
A6サイズの小さな紙なので、透明なクリアファイルの一番外側に入れておくと、無くさず、かつ取り出さなくてもスタッフにそのまま見せられて便利でした。
待機エリアに一定の人数が集まると、スタッフが一人ついて移動を開始します。
ここからは5人前後で1グループとなり行動します。
第十関門
チェックする書類
- ピンクの紙
142番ゲートから入国ゲートへ向かって、ターミナルの外延部を歩きます。
重たい荷物を持っている人は大変そうでした。
道中各所に立っているスタッフにピンクの紙を見せます。
出し入れしている間に紙を無くしそうなので注意。
第十一関門(入国審査)
チェックする書類
- パスポート
ここは通常の入国審査です。
免許の更新とか、パスポートの入国スタンプが欲しい人は電子ゲートを通った後、入国管理官の方から忘れずに入国スタンプをもらっておきましょう。
ゲートを通ると荷物の受け取りがあります。ここまで3時間かかっているので、荷物は先にベルトコンベアから降ろされ、スタッフの人が飛行機ごとに丁寧にまとめてくれてあります。
荷物を回収したところ、検疫犬に荷物を確認されました。
機内持ち込みのリュックにイヌが反応したので、
検疫スタッフ「何かお肉とか魚肉ソーセージとか入ってませんか?」
と聞かれたのですが、肉類は持っておらず、思い当たるとしたら
私「あーーピーナッツバターサンド……ですかね」
検疫スタッフ「一応…検疫エリアで見せてもらっていいですか?」
という事で検疫スタッフにお手製ピーナッツバターサンドを見せることに(笑)
道中で食べる予定だったのですが食べてなかったパンなのです。
ピーナッツバターサンドは無事に返してもらえました。
最近はコロナの水際対策でホテルで隔離する人が、持ち込みでビーフジャーキーや飛行機からのハムサンドを持ち込んでる人が多く、そのチェックも兼ねての確認だったようです。
荷物受け取りエリアでは、あちらこちらで検疫スタッフが「肉製品や植物(生の果物含む)は持ち込みできません」と確認でまわっていました。
荷物を回収したら、念のためもう一度ピンクの紙と健康カードの番号をスタッフに確認されます。
全員揃ったものの、今度は隔離先のホテルへ移動するバスの手配にもうしばらく時間がかかるとのことで、関税手前で待機となりました。
第十二関門(税関)
チェックする書類
- 携行品報告書
いつもの税関です。別荘品とか特になければ携行品報告書を提出して終わりです。
十二(くらい)のチェックポイントを攻略し、これでやっと日本に入国です。
この頃には19時を回っていました。
バスに乗る
到着ロビーを抜け、ホテル行きのバスの駐車場に移動します。
バスに乗る際に腕に着けていた緑のタグが回収されます。
バスは普通の観光バスサイズで、中には特にビニールのカバーとかもなく、普通のバスの仕様でした。
バスに乗ってもすぐに出発はせず、一定の人数になるまで待機していました。30分ほど待った後、最終的に合計15人乗り、出発しました。
出発するときも、それ以前も、どのホテルに宿泊するか知らされていないので、ミステリーツアーのようにバスは道路を走ります。
(スタッフに聞いたら教えてくれたのかもしれません)
40分ほどで隔離先のホテルに到着しましたが、先に到着したバスのグループがまだホテルに収容しきれていないので、出番が来るまでバスの中で待機です。
8時35分頃、私達のバスのグループがホテルに案内される順番になりました。
バスの手前の席に座っている人から順番にフロントへ通されます。
早く降りたい人は手前の席に座るのがおすすめです。
ホテルフロント
※ここから先はホテルによって対応が異なるかもしれません。
ここでも健康カードをチェックしたようなしなかったような……。
今度はホテルとの緊急連絡先を書類に記入します。
滞在中のルールや連絡についての説明が終わると、毎日の検温用体温計とルームキーを渡され、夕食の時間だったのでお弁当も受け取りました。
私の滞在したホテルは、禁煙でいいか、一応アレルギーがあるかどうか確認されました。
積んであったお弁当の山の片隅に「ヴィーガン」と書かれたお弁当があったので、もしかしてヴィーガン対応しているのかもしれません。
(他の人のブログやSNSを見たときはベジタリアンやアレルギーに対応していないところもあったそう)
20時45分頃、待機部屋に到着です。
飛行機がついたのが14時30分頃だったので、ここまで合計6時間前後かかりました。
私はイギリスからなので、検査結果が陰性なら6日間の隔離の後、自己隔離先へ移動となります。
以上が入国の流れでした、細かい関門の順序は記憶違いがあるかもしれませんが、大体こんな感じです。
少しでも参考になれば幸いです。
ホテルでの滞在の記録はまた別記事に書きたいと思います。
【6月18日追記】
隔離先のホテルでの様子の記事更新しました↓