風景と物語

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【日本一時帰国】指定宿泊所での隔離生活編

前回は日本に到着してから空港での手続きの様子を書きましたが、今回は政府指定の宿泊所での体験談をお送りしたいと思います。

 

羽田空港での手続きの様子は下記の記事から↓

 

storyscaper.hatenablog.com

 

※これは(日本時間)6月10日での情報と体験です。あくまで参考程度にご覧ください。記憶している範囲で書きましたが、記憶が曖昧な部分があります。

毎日状況が変わるので、正確な情報は外務省、厚生労働省、各国の大使館、空港など公式の情報を確認してください。

私より数日前に帰国した人の記録と状況が違う点もいくつかあり、毎日状況が変化しているため、日々最新情報を確認することをお勧めします。

 

 

 

アパホテル横浜の様子

 

空港で検査結果が出てからどの宿泊所で待機になるのかは、日本に到着して検査結果が出るまで分かりません。

2021年6月10日時点では、イギリスから日本への入国者は6日間待機になります。

羽田に到着した後、バスで横浜のアパホテルへ入所となりました。

同じバスに乗っていた人は、同じ飛行機に乗っていた方も何人か見かけましたが、中には他の飛行機便の方も混じっていて、同じホテルで3日間待機するとのことです。

アパホテル横浜に10日間待機の人がいたかどうかは不明です。

 

 シングルルームの様子

私はシングルルームに滞在しました。混雑具合によってはツインルームに通されている人もいるみたいです。

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シングルルーム

ベッドがセミダブルくらいあるので快適です。

パジャマとドライヤー、スリッパもあります。

Wi-Fiは無料です。スマホをテレビにミラーリングできるのですが、重い動画などは遅延したり途切れたりします。

有線LANケーブルも付属していて、有線に接続してSkypeした方が回線が安定していました。

 

歩ける空間は、ドアの前が1畳ほどと、机とベッドの隙間くらいです。

なのでストレッチとか運動するときは玄関の前で運動していました。

 

大きいスーツケースはベットの下に収納スペースがあり、そこに収納できます。

スーツケースを広げっぱなしにできる場所がないので、必要なものの出し入れするときは毎回ベッドの下からスーツケースを取り出してはしまう、という感じです。

 

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バスユニット

 蛇口の水は飲料水だったので、水やお茶をたくさん飲む私は助かりました。

イギリスで立ちシャワーばかりだったのでバスタブがあるのは嬉しい。

 

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アメニティ

シャンプー/リンス/ボディーソープや歯ブラシ、といったホテルに置いてあるものは一通り備え付けられています。

 

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最初から置いてある飲み物類

インスタントのコーヒー、緑茶、クリーミングパウダー

私は飲み切らなかったのですが、もし使ってしまって、内線で頼めば補充してくれたと思います。

 

これ以外で好きな飲料がある場合は持参をお勧めします。

私は紅茶とハーブティー、インスタントラテとココアを持っていきました。

 

 その他設備

部屋には大きめのテレビも備え付けられています。ミラーリングができるので、私はスマホのスピーカー代わりに使っていました。

防音がしっかりしているので、周囲のお部屋の音も聞こえず、夜は静かでした。

 

私はホテルの外周側の部屋をもらえたので、外の景色が見えましたが、窓は開けることができず、空調にはエアコンと加湿器を利用しました。

 

冷蔵庫も備え付けられていたので、お水を冷やしたり、差し入れにもらった食べ物を冷やすのに使用しました。

 

受付時にもらえる書類

各宿泊場所によって細かい時間とか文言が違うと思いますが、参考までに。

ランドリーの利用の様子、郵便の受け取りは後で記述します。

 

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滞在のしおり1

 

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滞在のしおり2

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待機中の検査について

6日間待機の人には、3日目と6日目に検査があります。

 

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帰りのバスについて

待機期間6日目の検査で陰性だった場合、バスで羽田空港まで送迎されます。ホテルからの現地解散はできません。

検査当日の夕方に空港まで戻るか、もう一泊して7日目の朝に戻るか任意で選べます。

 

私は横浜から解散した方が自己隔離先へ近かったので、一度羽田へ戻ると、移動距離が遠くなるため、「現地解散か空港行きか選べたらな」とも思いました。

逆に空港からの方が自己隔離先へ近い人もいるでしょうし。

公共交通機関を使わないとはいえ、滞在施設から自己隔離先まで、なるべく移動距離を短くできた方が、拡散のリスクも減らせるような気もするのですが。

 

 利用可能なサービスについて

食事

一日3回、朝昼晩にお弁当と水が配られます。

一応7:30、12:00、18:00頃にそれぞれ配布となっていますが、配布スタッフの人がかなり忙しいらしく、30分~1時間半くらい目安の時間より前後します。

(滞在中、とにかくスタッフの人は多忙そうでした。お疲れ様です。)

 

ランドリー

洗濯をしたい場合は、フロントに連絡して、ランドリー使用の予約を入れます。

自動洗剤投入の選択が1回300円、乾燥機が30分100円(追加30分ごとに100円)です。

参考までに、少し厚手のパーカーとTシャツは30分だと半乾きでした。

 

アパホテル横浜の場合は両替機があるので、大きいお札は両替できます。

ランドリーを使う予定の人は、日本円を用意しておくといいと思います。

 

アパホテル横浜の場合、使用可能な洗濯機と乾燥機がそれぞれ5台ほどしかないようで、毎朝予約受付開始時間に予約を入れないと、予約が満員になってしまっていました。

当日予約のみ受け付けていて、予約でいっぱいの場合は、また翌日の朝に連絡しないといけません。なので洗濯物が溜まりすぎた段階で予約をいれると、その日に洗濯が間に合わない可能性もあります。

私は持ち込んだ服の量が少なかったのと、かなりの洗濯物をため込んでからランドリー予約をはじめたのもあり、混んでいてその日に洗えなかったら着るものが品切れになるところでした……(笑)

 

洗濯が間に合わない分は、持参した洗濯用洗剤を使って、自分の部屋のお風呂場で洗いました。

薄いTシャツや乾燥しやすい素材の服の場合、手洗いすることもできなくはない。ただし乾くのに時間がかかる上に、洗濯物を干す場所がないので結構大変でした。

 

 差し入れやデリバリーの受け取り

家族からの差し入れ、宅急便、デリバリーなどをホテルが受け取って、部屋まで配達してくれます。

ただし、ウーバーイーツの生の食べ物やお酒は注文できません。

 

私の場合、親戚が宅急便を送ってくれ、荷物の到着した翌日午前中に部屋に届きました。

宅急便の場合、ホテルの住所と部屋番号、名前さえ書けば無事に受け取れました。

 

 

滞在期間中に行うこと

さて、部屋にいる間、何をして過ごしても自由ですが、以下のことをするように入所時に説明を受けました。

 

  1. 滞在3日目と6日目の検査
  2. 厚生労働省からのフォローアップメールへの回答
  3. 位置情報確認アプリへの回答
  4. MySOSへの応答(不定期)
  5. 毎日の健康状態の報告(アパホテル横浜の場合)

 

1.滞在3日目と6日目の検査

朝食前に検体回収キットを配られて、空港と同じ唾液検査を行います。

空港から合計3回も検査を実施しているので、6日目の検査をする頃には検体を採取するのに手慣れてきます。

 

2. 厚生労働省からのフォローアップメールへの回答

毎日11時頃にメールが来て、回答者本人か同居者に発熱や初期症状がある人がいるかどうかの質問されます。

特になにも無ければ「いいえ」を2回ほど押せば終わるので簡単です。

これは自己隔離期間中も続くため、帰国して14日間の間毎日届きます。

 

3.位置情報確認アプリへの回答

入国時にインストールした位置情報確認アプリから一日に数回、ランダムな時間帯に連絡が届きます。連絡が来たらアプリを起動して、位置情報を送信する「今ここ!」ボタンを押すだけ。

ただ、音がLINE初期設定と同じ「ピロン」という音で変更できないのと、バイブレーションはつかないので、ちょっと離れた場所に携帯を置いておくと見逃すことが多々あります。

無視したいわけではないのですが、本当に気がつきにくいので、バイブレーションがついてくれるともう少し分かりやすいかな、と。

 
4.MySOSへの応答(不定期)

入国時にインストールした連絡アプリから不定期に連絡がかかってきて、ビデオカメラで回答します。一応外出してないか確認するため、今いる場所の背景とかも映すように求められました。

私は今の所、数日おきに連絡が来ています。

 

5.毎日の健康状態の報告(アパホテル横浜の場合)

入所時に貸し出された体温計で毎朝検温し、温度と体調について、チャットシステムで報告します。

アパホテルのチャットシステムを利用して報告してたので、他の滞在先でも似たようなシステムがあるのか不明です。

これはホテルに滞在している間のみの連絡となります。

 

持参すると便利かもしれないもの

空港でも何も購入する自由はなく、ホテルでも入手できないので、事前に持ち込んだら便利だなというもので、個人的に思ったものを挙げておきます:

 

  • ビタミン剤
  • 常備薬や生理用品、シャンプーなど、自分の使っているものがある場合
  • 洗濯用洗剤
  • お菓子、好きな食べ物

 

バランスを考慮したお弁当を出そうとしてくれいるのですが、フルーツや野菜が少なく感じる日もあるので、物足りなく感じる人はビタミン剤を持参してもいいかも。

滞在中、ホテルの方が努力して野菜やフルーツを追加しているのは体感できるのですが、それでも生のフルーツなどが恋しくなります。

 

薬局に買いに行くこともできないので、常備薬が必要な人、生理が来てるとか予感がする人は持参しましょう。

私は、普段使っているシャンプー以外だと髪質がバキバキになるタイプなので、シャンプーとリンスは持参しました。

 

ランドリーの利用が混むので、洗濯手洗い派の猛者は液体洗剤とか少しあってもよいかも?

 

ご飯配布の時間が、その日の混雑具合によって結構バラバラなので、お腹が減りやすいい人は間食するものがあるとよいと思います。

それと、お菓子や好きな食べ物がある場合、持ち込むと気分が落ち込んだ時にリラックスできます。

外に一歩も出られないのは、結構精神的に落ち込むので…。

 

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イギリスの友人からもらったお土産のお菓子

メンタル回復アイテムとしても助かった…!

 

 

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アパホテル横浜の大まかな設備や暮らしは以上です。

問題は、日本入国当日まで、どの宿泊所に送られるか予想がつかないことです。

アパホテルにあって、他のホテルにはない設備とかもあるかもしれませんし、逆もあり得ますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

 

 

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