タイトルの通りです。
実は私、7月に一度コロナウイルス陽性になり、8月に一度熱中症で病院に行きました。
幸い両方ともそこまで深刻になる前に判明して処置したため、1週間ほど部屋で安静にしたら回復しました。
今回は2回寝込んだときに「イギリスのこういう所はよかったな~」という事を綴ってみました。
イギリスのコロナウイルスへの一般的な関心は下火気味
イギリスは8月現在でも、「コロナウイルスの感染が落ち着いた」とは言えない感染者数です。
しかし一般の人の間ではコロナウイルスへの関心が大分下がっている気がします。
ヨーロッパではやはりウクライナ情勢への関心の方が大きくなっているように感じます。
政府もコロナウイルスへの対策の予算を削減しており、無料でPCRを受けれる検査会場の数は激減しました。
私の通っている大学の敷地内にも近隣用のコロナウイルスの検査会場が設置してあったのですが、今年の春先に一度撤退しました。
もしコロナウイルスの陽性かどうか確かめたい場合は、自費で有料の検査会場に行くか、薬局に売られている簡易検査キットを購入してテストします。
現在のイギリス政府の方針は、コロナウイルスの症状が見られた場合、基本的には自主的に隔離するだけでいいことになっています。
私の場合は、コロナウイルスの陽性が検査キットで分かり次第、可能な限り人と会わないようにして過ごしました。
イギリスではコロナウイルスに罹ったことはオープンにしている人がほとんどです。
私も直近で会った友人やフラットメイト(※シェアハウスしているハウスメイトの事)に「私、コロナウイルスの陽性が出たから、貴方も一応注意してね。うつしてたらごめんね。」と軽く連絡するくらいで済みました。
幸い誰にもうつしてはいなかったようです。
イギリスではコロナウイルスに罹ることは「犬も歩けば棒に当たる」程度のことなので、普通に暮らしていて陽性になったくらいでは責めたり責められたりしません。
陽性になったら「大変だね~お気をつけて~」と言われるくらいです。
こういう部分はイギリスは精神的に過ごしやすいかなと感じます。
フラットメイトが助けてくれた
コロナウイルスと熱中症、どちらの時もフラットメイトが心配して助けてくれました。
私の家のフラットメイトはどの人も自分の生活をマイペースに過ごしていて、普段は共同キッチンで会ったときに軽い挨拶をする程度の距離感です。
一応共同連絡用のWhatsApp(※海外でメジャーなLINEのようなもの)グループがあり、何かあるとそこで連絡をします。
コロナウイルスにかかった時は一応「コロナウイルスの陽性になったから、しばらくはキッチンはみんながいない時に使うね」と連絡をいれました。
そうするとみんな「もし買い出しで必要なものがあったら言ってね~買ってくるよ~」「大丈夫?必要なものがあったら連絡してね」など、心配の返信をくれました。
同じ屋根の下、何かあるとお互い助け合える人がいると少し心強く感じました。
熱中症の時も、体調が急に悪化して一人ではどうにもならず、かといって知り合いを呼ぶにも少し遠いところに住んでいて助けを呼びずらい…そこで、フラットメイトの子に病院まで連れ添ってもらいました。
突然フラットメイトの部屋のドアをノックして助けを求めたにもかかわらず、一日付き合ってくれたフラットメイトに感謝です。
助けをもらう前提で一緒に住んでいる訳ではありませんが、何かあった時に心配しあえるのはフラットシェアのいいところだと思いました。
もちろん、イギリスに住んでいてままならないことにも毎日直面しています。
でも日本だったら、普段あまり出会わないような優しさや、気の楽さにも遭遇するのは、海外に住んでいる醍醐味だと思います。
みなさまも残暑には気をつけてお過ごしください。